古民家が継なぐ、ふたりの夢

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施工金額 720万円(税込)
物件種別 戸建
リノベーション形態 その他
リノベーション内容
居住人数 4人
家族構成 ファミリー
築年数 124年
エリア 首都圏
面積 118.40㎡
施工期間 2年間
構造 木造

間取り

Before0

After0

平安時代に創建され、以後、ながく地域の安全を祈り祀られている韮崎若宮八幡宮の隣に静かに佇んでいる築100年を超える古民家。しばらくの間空き家になっていたその古民家は、有効活用して欲しいという大家さんの想いから市の政策である空き家バンクに登録された。運命的な出会いはその登録から僅か数日後に訪れた。韮崎市へ移住したばかりで住まい先を探しているご夫婦の目に留まり、この古民家ならふたりの夢を叶えられるとの直感から、この古民家で暮らしていくことを決めた。「素敵な家族が丁寧につかってくれて感謝している。若い方たちが住んでくれることも、子供たちが賑やかなこともとても嬉しいね」と、大家さんは語っている。

古民家暮らしに憧れ続けてきた夫婦が、山梨県韮崎市に移住後すぐに出会った築100年を超える広い古民家。そこは運命的と言わんばかりに、ふたりの暮らしとやりたいことが両立できる可能性を持った場所だった。ご主人は移住前からの仕事だった指圧の仕事を、奥さんはいつか自分のお店を持ちたいと思っていたカフェを、都会では難しいと思っていた夢を叶える場所となった。その過程には移住して出来た地域の人との関係性、行政の起業補助なども後押しとなった。できるだけ予算を抑えながら2年間3回にわたり工期を分けた。まずは水回りや暮らしの動線を整え、住居としてリノベーション。1年後、手をつけていなかった奥の間を整えご主人の指圧院へ、そしてさらに1年後の今回は指圧院の隣の部屋にあたる、中の間をリノベーションして奥さんのカフェへ。厨房予定スペースの畳を剥がすとそこからは大きな石臼やずっとそこに置かれたままの木材などが現われた。石臼は外の看板の隣で、木材などは一部カフェの床材として再利用。引き戸などの建具も古民家の別の場所から移設したり、お店のしつらいの一部にも、使われていなかった木材やガラスなどを使っている。奥さんのお母様から受け継いだという古い家具やお皿もしっくりと馴染んだ。指圧院からもカフェからも縁側が見え、季節の移り変わりを感じることができる。ふたりの暮らしやいとなみは、この場所の記憶としてこれからも継がれていく。

⼿掛けたリノベーション会社

株式会社アトリエいろは一級建築士事務所

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所在地 〒407-0023 山梨県韮崎市中央町10-17 アメリカヤビル4F
対応エリア 山梨県
連絡先 0551-45-7162

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