動かない壁と、動き回る家族。
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| 施工金額 | 4,000万円(税込) |
|---|---|
| 物件種別 | 戸建 |
| リノベーション形態 | 中古を買ってリノベーション |
| リノベーション内容 | 家全体,水まわり,居室・その他,屋外,断熱改修 |
| 居住人数 | 4人 |
| 家族構成 | ファミリー |
| 築年数 | 30年 |
|---|---|
| エリア | 北海道 |
| 面積 | 148.86㎡ |
| 施工期間 | 4ヶ月 |
| 構造 | 木造2×4工法 |
間取り
Before4LDK

After4LDK

備考
既存の壁や階段は大きく動かさず、パネルヒーターや車庫も状態を確認して既存利用。既存壁内のグラスウール16K約100mmを生かし、外側にネオマフォーム40mmを付加。小屋裏にはグラスウール100mmを追加し、窓はAPW330 Low-Eへ更新した。フラット35リノベの省エネルギー性能を一つの目安として計画している。
⼿掛けたリノベーション会社
株式会社スロウル
| 所在地 | 〒004-0865 北海道札幌市清田区北野5条3-12-14 |
| 対応エリア | 北海道 |
| 連絡先 | 011-398-8111 |
この会社のリノベーション事例
⼿掛けたリノベーション会社













1996年築、延床148.86㎡、約45坪の木造2×4住宅。お客様と初めて内覧したとき、最初に気になったのは、その工法による構造壁の制約だった。
ところが中に入ると、1階には広いキッチン、ダイニング、リビング、その先に和室2部屋。玄関や階段にもゆとりがあり、2階には約14帖の洋室と約7.5帖の和室があった。ここまで広ければ、壁を抜くことにこだわらなくても、家族4人の暮らしはつくれる。そう思えたことが、この物件を選ぶ後押しにもなった。
ただ、約45坪あるので、手を入れる範囲を広げるほど工事費も大きくなる。そのため、既存の断熱材やパネルヒーター、カスケードガレージは状態を確認して生かし、壁もできるだけそのまま使うことにした。
今ある広さをどう生かすか。家族4人がどう暮らすかを考えていった。
2×4工法は、構造壁を簡単には動かせない。
でも、この家には約45坪の広さがあった。そこで壁を大きく動かすのではなく、今ある空間の中に、家族それぞれの居場所をつくっていった。
LDKには約4.2mの造作カウンター、壁一面の本棚、造作ダイニングテーブル、小上がり和室、薪ストーブ。広いキッチンの一角には約4帖のファミリークローゼットを設け、玄関・キッチン・洗面の中間に配置した。
2階の14帖の洋室は、構造を現場で確認しながら新しい入口を設け、二つの子ども部屋へ。それぞれにロフトベッドと机を造作し、コンパクトながら立体的に使える空間とした。
性能面では、既存の充填グラスウールを生かしながら外側に板状断熱材を付加し、窓も更新。既存のパネルヒーターは残し、LDKには地元・江別のレンガを使った薪ストーブを加えた。まだ使えるものは残し、必要な性能だけを足している。
完成から数か月後に訪ねると、子どもたちはリビングのカウンターで宿題や動画を見たあと、本棚から本を取り、小上がりへ移り、ホワイトボードに絵を描いていた。夜には、ここに家族4人で布団を敷いて寝ることもあるという。
構造によって動かせない壁があっても、家族が使える場所は増やせる。
壁を動かすのではなく、暮らしの居場所を増やす。そんなリノベーションになった。