ここ数年でＩＯＴという言葉をよく聞くようになりました。ＩＴ技術を使い家庭内の照明器具、住宅設備、冷暖房設備などを制御しエネルギー消費を最適にする住宅のことをスマートハウスといいます。ＩＯＴって何？スマートハウスってどんな家？を見ていきましょう。

『スマートホーム(ＩＯＴ住宅)』

ＩＯＴとは「Internet Of Things」の頭文字で「アイオーティー」と読みます。訳すと「モノのインターネット」のこと。身の回りのあらゆるモノがインターネット(クラウドシステム)につながる仕組みのことをいいます。テレビCMなどで見かける「オッケーGoogle」「アレクサ電気付けて」のようなＡＩスピーカーなどが代表的です。

例えば照明器具をつけるためには対応する照明器具や電球が必要です。(IOTデバイスといいます)ほかにも玄関のカギをかける、カーテンを開け閉めする、エアコンをつけるなど様々なことを自分は座ったまま行うことができます。

このような家をＩＯＴ住宅(スマートホーム)といいます。

『スマートハウス』

スマートハウスとは１９８０年代にアメリカで提唱された住宅の概念で、ＩＴ技術を最大限に活用し、エネルギーをうまく管理しながら消費するための家です。

スマートハウスはＩＯＴにプラスして「創エネ：太陽光発電などの自然エネルギーからエネルギーを創る」「蓄エネ：エネルギーを蓄電池などに貯める」「省エネ：エネルギーを無駄なく利用し消費を抑える」という3つの概念から成り立っています。

エネルギーの見える化とエネルギーの制御を行うために「ＨEＭＳ(ヘムス)」を導入します。これは「Home Energy Management System」の略で日々利用するエネルギーをモニタリングしながら制御するというマネジメントシステムのことです。太陽光発電などから創り出したエネルギーや電気使用量がモニターで一目瞭然だけでなくIOT家電を制御し省エネにつなげていくこともできます。

スマートホームやスマートハウスならこれまで考えられなかったような便利で快適な生活を実現することができそうです。