リノベーションコラム

家の中に喫煙スペースをつくる

2019.11.27
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年々喫煙者が減り、同時に喫煙場所も減ってきている。愛煙家の方にとっては辛い現場だろう。

家にいる時、ベランダや換気扇の下で喫煙する人も多い。
しかし、最近ではベランダでの喫煙を禁止するマンションもある。換気扇の下で喫煙するにもマンションによっては、ダクトが他の部屋と繋がっているため他の部屋に臭いがもれてしまう場合もある。

どこで喫煙したら良いのか?喫煙者にとっては、大きな悩みの種だろう。


喫煙スペースを決める

リノベーションするなら、思い切って喫煙するための部屋をつくるのも手だ。
ただ喫煙するだけの部屋ではなく、自分の暮らしと密接させると、どこを喫煙場所にすれば良いか決めやすい。

例えばホームオフィス、パソコンルームが欲しいと考えていた場合、その場所だけで喫煙するなどと決めると良いだろう。
6畳くらいの部屋を喫煙のための場所にしてしまうのはもったいないという場合は、一角のみ間仕切り壁をつくり、その部分だけで喫煙するというのもありだ。


壁・天井はクロスかエコカラット

喫煙する部屋のクロスが黄ばんで汚れてしまうのはしょうがないと割り切るべきだ。
黄ばみを気にならなくするためには、白い色は避け、濃い色のクロスが良いだろう。


床はカーペットを避ける

カーペットの場合、万が一たばこの火が落ちると焦げ跡が残ったり、火災の原因になりかねない。
床はカーペットを避けるべきだ。

エコカラットを貼るのも良い。
よく企業の喫煙ルームや、公共の場所の喫煙ルームで使用されている大きなタイルだ。
エコカラットには室内の嫌な臭いをとる脱臭機能があり、たばこの臭いを吸着し緩和してくれる。効果を最大化するためには、1〜2枚だけ貼るのではなく、ある程度の面積を確保して施工した方が良い。


戸建ての換気

戸建ての場合は、第三種換気を設置しても良いだろう。
第三種換気とは、汚れた室内の空気を強制的に(機械の力で)外へ排気する換気方法だ。よくトイレやユーティリティに設置されることが多いが、喫煙するための部屋に設置しても良いだろう。
希望する場合は、リノベーション会社に依頼する。


マンションの換気

ベランダにたばこの臭いを排気してしまうと周りに迷惑になるので、空気清浄機などで換気するしかないだろう。ただ空気清浄機の力では完全にたばこ臭を消すことはできないので、ある程度換気するだけにとどまる。

まとめ

喫煙する場所を決める
壁や天井はクロスかエコカラット
床はカーペットを避ける
戸建ての場合は第三種換気を設置
マンションの場合は空気清浄機を使う

一般社団法人リノベーション協議会

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