renovation of the year
総合グランプリ

黒川紀章への手紙(タムタムデザイン+ひまわり)

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施工金額 700万円(税込)
物件種別 マンション
リノベーション形態 中古を買ってリノベーション
リノベーション内容 家全体,水まわり,居室・その他,耐震補強,断熱改修
居住人数 2人
家族構成 二人暮らし
築年数 25年
エリア 九州・沖縄
面積 69.08㎡
施工期間 3ヶ月
構造 高強度鉄筋コンクリー

間取り

BeforeBefore間取り

AfterAfter間取り

備考

プロデュース:有限会社ひまわり 施工:VRILLO

建築家、黒川紀章が北九州市門司港で設計した高層マンションの20階部分。
山口県下関市や関門海峡の見えるオーシャンビューを持ちながらも、内装は老朽化し住み手は減る一方であった。

本物件は1999年に黒川紀章が設計した「門司港レトロハイマート」が舞台である。再販リノベーションとして1住戸のリノベーション設計をする事になったが、同業の巨匠が手がけた建築として、現調からもリスペクトから入る。黒川紀章の設計思考を読み解くべく周囲を探索し、環境を読み解き、またそこにこれからのあるべき姿を見出した上で、空間を通し黒川紀章への問いかけを行うようなエスキスを繰り返した。関門海峡を目の前にした区画はまさしく絶景である。ただし絶景の区画を建物内に多く取るがあまり海側の間口が狭く、旧間取りでは絶景を堪能できる部屋がリビングのみに限られていた。それは黒川紀章が出した一つの答えだと思う。私はそこに“関門海峡への道”というコンセプトを産み出し、玄関から、キッチンから、リビングから、全ての空間から絶景が見渡せるように腰壁上部を全てガラス張りとした。朝焼けや夕焼け、紫色に染まる関門海峡の空は住居内のガラス全てに反射を繰り返し、玄関まで趣きを運ぶ。玄関土間は区画の中央まで延び、足元は間接照明でアプローチを表し、趣きの発信となる海側の開口部屋まで案内してくれる。「黒川紀章先生、20年後のローカル建築家が出した“関門海峡への道”というリノベーション問答。この答えはいかがでしょか?」

⼿掛けたリノベーション会社

株式会社タムタムデザイン

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所在地 〒802-0002 福岡県北九州市小倉北区京町1-4-11 ヒガキビル3F
対応エリア 埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県・高知県・福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県・大分県・宮崎県・鹿児島県・沖縄県
連絡先 093-967-3115

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