人生の夕暮れに安住の地を求めて

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施工金額 1,497万円(税込)
物件種別 マンション
リノベーション形態 中古を買ってリノベーション
リノベーション内容 家全体,水まわり,居室・その他,断熱改修
居住人数 2人
家族構成 二人暮らし
築年数 43年
エリア 九州・沖縄
面積 80.53㎡
施工期間 90日
構造 RC造

間取り

Before3LDK

After2LDK

本物件は福岡の中心部「天神」から3駅、街中にある築43年のRC造マンション。築年数を重ね住人とともに高齢化しつつも、居室のバルコニーからは緑地をのぞむ景観地に建つ瀟洒な建築である。
本プロジェクトではLDKエリアを顧客の住居と仮定し、リノベーションを計画。
構造上フルスケルトンが不可能ではあったが、構造壁を家電の目隠しやゾーニングに使用。躯体にあわせてアウトセットのガラス引戸を造作し、見通しの良さとプライバシーを両立させた。玄関から部屋の奥まで空間が繋がるのは、FPとして顧客に対し月に一度訪問する立場からの視点によるものであり、この建築の最大の特徴である景観を活かすために、窓際への空間の「抜け」を意識したものでもある。
現在、小上がりスペースは資産形成のヒアリングルームとして活用。眼下に広がる豊かな街と緑地を眺めながら、将来の「安心」を体感する場として、顧客との未来図を描いている。

昨今「老後資産はいくら必要か」という問いが注目され、資産である家もまた「賃貸か持ち家か」の争点に晒されている。
しかし、シニア世代が賃貸市場で直面する現実は厳しく、保証人の不在や、健康不安で入居を断られることも少なくはない。

この課題に対し、一つの解決策を提示したのが今回の住宅だ。
ファイナンシャルプランナーとして顧客の資産形成を支援する施主は、将来の住まいに不安を抱える単身者に着目し、中古マンションを購入・リノベーションした「顧客向けオーナー賃貸」の経営を模索。モデルルーム作りのプロジェクトが始まった。
物件は築40年超の壁式構造マンションを選定。コストを抑えつつ構造壁を残して空間を開放し、二重サッシと断熱施工で生活空間の温度が一定になるよう設計した。収納を備えた小上がりはシニアが座りやすい高さで造作され、窓際のデスクは奥を堀り込んで足腰への負担を軽減した。玄関から部屋の奥まで見通せるレイアウトは、訪問サービスにも配慮している。
工事内容は顧客の資産状況をみて決定。15年間の家賃から工事費用を回収し、賃貸管理は施工したリノリビングでサポートが可能だ。

家は資産であると共に、安心して暮らすための場所でなければならない。将来災害などで住まいを失うリスクは誰にでもある。
家づくりとは、その不安を解消し、未来への安心を提供する取り組みであるべきではないだろうか。

⼿掛けたリノベーション会社

株式会社リノリビング

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所在地 〒815-0035 福岡県福岡市南区向野1-3-16 R-BLDG1F
対応エリア 福岡県・佐賀県・熊本県
連絡先 092-554-2332

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