リノベーションコラム

リノベーションして民泊を運営する場合(建物編)

2019.12.20
  • 持ち家 その他
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自分が住むためのリノベーションなら、自分好みの内装デザインにすれば良いが、民泊を運営する場合は、いかに魅力的で快適な空間を作れるかが重要だろう。そして魅力的な内装デザインにすれば良いだけではなく、民泊ならではの工事も必要となる。


鍵をどうするか

無人で運営する場合は、鍵の受け渡しをどうするかが課題のひとつだろう。
最近では暗証番号を入力して施錠や開錠ができる電子錠や、スマホで開閉操作ができるスマートロックなどもある。宿泊者がどうやって部屋に入るのか、行動をシミュレーションし方法を検討しておく必要がある。

水廻り設備

戸建てでリビングは共有スペースにし、数部屋を宿泊スペースとして運営する場合、水廻りは注意が必要だ。
旅行業法にそって民泊を運営する際は、トイレは収容人数によって数が決まっている。トイレを増やさなければならない場合、その分設備工事費も必要となる。シャワーやミニキッチンなど各部屋に設置している民泊も多い。


消防法令と旅館業法を確認

延べ床面積や収容人数によっては、消化器、自動火災報知器、誘導灯などの設置が必要になる。「特区民泊」なら、現在の建築基準法に合わせ耐火性能、警報機設置、非常用照明装置など取付けなければいけない場合もある。各自治体の条例で規定されているので、必ず確認しよう。


掃除方法とメンテナンス性


宿泊者が利用した後、必ず掃除をすることになる。掃除がしやすい水廻り設備機器を選んでおくと良いだろう。そしてメンテナンス性も考慮してクロスや床材を選んでおくと、リフォーム代などのランニングコストも安く抑えられる。さらに断熱性能も上げると光熱費などのランニングコストも安く抑えられるだろう。

賃貸物件を改修

賃貸物件を改修して民泊をする場合、家主や管理会社にどこまで改修して良いか確認が必要だ。また、退去時には原状回復させなければいけないのかも、確認しておこう。

近隣の人に挨拶しよう

民泊運営では多くのトラブルがある。よくあるトラブルの1つが近隣住民が経験するものだ。宿泊者が夜中に騒いで騒音がトラブルになるケースや、隣の建物と間違えられて玄関ドアの前に知らない人が立っている、夜中にチャイムを鳴らされ道を聞かれるなど、多くのトラブルが報告されている。民泊を運営する際は、近隣の人に挨拶周りをし、民泊をする旨を伝えルールについて話し合っておいた方が良い。

一般社団法人リノベーション協議会

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