リノベーションコラム

使い方も自由度も高い「土間」の魅力

2019.12.23
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趣味を活かしたり収納にしたり「土間」使い方は様々

サーフィンやスノーボード、自転車などが置いてあったり、自慢のアウトドアギアをディスプレイしながら収納したり、植物を沢山育てたりと様々な「土間」の活用事例が沢山ある。

多少、居住スペースが狭くなってしまうが、このフリースペースがあるだけで空間にも心も余裕が生まれるのは確かである。
居住スペースが広いのが幸せか?と問われれば必ずしもそうではな。多少リビングが狭くなっても、好きなものに囲まれ、趣味を存分に活かせるスペースがある方が、よほど暮らしが充実するのではないだろうか。

この「土間」は、部屋でもなく収納でもなく、決まった使い方がない何とも贅沢なフリースペース。土足で歩け、汚れを気にせず使える空間であり、昔の家では炊事場や作業場としても使われていた。
寝室やリビングのように用途が決まっていないだけに、非常に自由度は高い。

趣味の自転車を整備をしたり、サーフボードをメンテナンスしたり、キャンプから帰ってきた時にお手入れをしたり、アトリエとして使ったり...使い方は無限大。コレクションのスニーカー沢山収納できる大型のシューズクロークにしても良いだろう。もちろん、収納としての用途も申し分ない。

趣味がなければ必要ないと思われがちだが、子供が小さい時にはベビーカーを折りたたまずに置く事もができ、成長を機に三輪車や自転車に乗れるようになれば、その置き場となる。泥まみれで帰って来れば、汚れを気にせず「土間」で着替えをさせることも出来るなど、家族の成長に合わせて使い方も変わっていくだろう。

デメリットとしては、冬になると底冷えする点であるが、施工時に床を上げて断熱することも出来るのがリノベーションのメリットではないだろうか。最近は、玄関まわりだけではなくLDKの一角に取り入れられるケースも増えている。日当たりの良い窓際全体に土間スペースを設ければ「植物」も育てやすく。さらに段差をつければ腰をかけられ、縁側のような使い方も可能となる。

家に帰ってきたら、大好きなもの達が「おかえり」と言ってくれる。実に贅沢なスペースである。

一般社団法人リノベーション協議会

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