リノベーションは自分のライフスタイルや好みにあわせた空間を実現できるのが大きな魅力です。マンションのベランダやバルコニーも自由にリノベーションすることが可能でしょうか?マンションのベランダリノベーションを考えてみましょう。
戸建て住宅と違ってマンションはリノベーションについて様々な制約があります。マンションによって規約は異なりますが、ベランダはほとんどのマンションで共用スペースに分類されます。共用部ですがその住戸の所有者に専用使用権があるということです。
ベランダはマンションの外観に影響する場所であり、緊急時の避難通路にもなっていますので所有者が自由にリノベーションすることはできません。管理組合の許可を得て、できることを考えましょう。
ベランダ床に専用のタイルやウッドパネルを敷くことで、味気ないマンションのベランダが大きく変身します。木質系のウッドパネルを設置するとリビングからベランダが一続きになり部屋が広く、開放的に感じられます。ベランダは共用部なので、ボンドやねじで床に固定することはできません。また非常用ハッチをふさがないように注意し、大規模改修時にはタイルやパネルを外せる仕様にする必要があります。パネルを敷くことで手すりまでの高さが低くなりますので落下には充分注意が必要です。
手すり部分に木製のラティスなどの目隠しを設置すると無機質な壁面が暖かな空間へと変わります。また夏の日差し除けにバルコニー用のシェードなどを設置しベランダでの生活を楽しむことができます。
ただし、手すりも共用部分です。管理組合の許可なくビスなどで固定することはできません。管理規約によってはラティスなどの設置自体を不可としている場合もありますので事前確認が必要です。
ベランダのプチリノベができあがったら、鉢植えのインテリアグリーンなどを置けばリビングからの眺めも良く、素敵な空間のできあがり。アウトドア用品のチェアやランタンなどを置いて夜のひとときを楽しむのも素敵です。
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