リノベーションコラム

リノベーションの歴史

2018.10.05
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日本の住宅リフォーム業界の歴史

日本におけるリノベーションの歴史は非常に浅く、それは高度経済成長とともに新築偏重の時代が続いたことも背景にあるが、意外と知られていない日本のリノベーションの歴史を、住宅リフォーム業界の変遷とともに見ていきたい。

1975年
オイルショックを期に、大工・工務店・設備業者業種から派生的に中小の住宅リフォーム専門会社が京都を皮切りに各地に誕生する。

1980年
大手業者が住宅リフォーム事業に参入。大手の新築住宅メーカーやデベロッパーがリフォーム専門の子会社や会社内部に専門事業部を立ち上げていく。これにより、中小のリフォーム業者との競争が激化していいくことになる。

1983-1985年
住宅リフォーム関連の業界団体が多数設立し、リフォーム業者の全国組織のが結成される。これにより急速に地方各地にリフォーム業が浸透していく。また人材育成においてもインテリアコーディネーターなどの各種資格制度が開始し、業界の下支えが行われるようになる。

1987-1988年
住宅リフォームローンの拡大と住宅リフォーム減税が開始されることにより、より消費者がリフォームしやすい環境ができてくる。

1990年
バブル経済の崩壊により、住宅メーカーや建材メーカーなどもリフォーム業界に本格参入することになり、さらに競争は激化する。この頃からマンションリフォームが新市場として注目されるようになる。

1995年
住宅メーカーがリフォーム業にシフト始める。この頃より東京・大阪で個性的なセンスと価値観で改修する『リノベーション』がはじまったとされている。

1995-2008年
住宅は現状回復するリフォームが主流だったものに対して、付加価値が付くように作り変える『リノベーション』が注目されはじめる。東京都心部の広範囲に広がり、住宅やアパートだけではなく、ビル・オフィス・工場・倉庫・銀行・劇場・学校などにも拡大。用途もバリエーションが豊富で飲食店・オフィス・アトリエ・ギャラリーなどにも広がっている。

2009年
『リノベーション』の業界団体である当協議会、一般社団法人リノベーション住宅推進協議会(現:一般社団法人リノベーション協議会)が設立され、地方各地にリノベーション業が浸透していく。

いかがでしょうか?
リノベーションの歴史は、住宅リフォーム歴史を知ることにより、より理解いただけると思います。DIY人気の高まりや、自分らしく住まうための選択肢になるなどの要因もありますが、今後空家などの利活用が課題となっていくので、リノベーションの需要はますます高くなっていくと思います。

一般社団法人リノベーション協議会

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