リノベーションに相応しい不動産を選ぶ際に、「戸建」と「マンション」いずれにも共通するポイントをまとめてみた。
まず初めに、不動産選びをする際の大きな要素として挙げられるのが「立地」「お金」「間取り」。不動産購入にあたり「立地」と「お金」の関係性は切ってもきれず、人気のエリアであれば価格も競争率も高いのは容易に想像できる。
「間取り」についてはリノベーションで理想を実現できるが、広さや内装・設備にこだわれば、同じくかかる「お金」は変わってくる。
そこで、物件購入費とリノベーション費用のバランスが重要となるわけだが、「不動産」にお金を掛けるべきかを問われる場面も出てくるであろう。
しかしながら、明確な答えはない。人それぞれ求める暮らし方が違うから。
ただ正直なところ、内装にかける費用は仕様やDIYなどでいかようにもなる。比較的コストコントロールできる部分である。
購入後に家族が増え手狭になり住み替えを検討した場合、必然的に路線価の高い人気エリアの方が売りやすい物件となる訳だが、繁華街や駅が近いということではなく、子育てがしやすい公園の近くや文教エリア、駅が近い、川・海・山の自然が豊かな場所など求めるライフスタイルによって求められる価値も様々である。
決して築年数が古い物件を安く購入し、全てを解体、スケルトン状態から自由な間取りにリノベーションすることが全てではなく、築10年ぐらいの物件を購入して気になる部分だけリフォームをするのも選択肢のひとつともなる。
予算に合わせ、既存を活かしながらリノベーションすることも可能なため、迷われている方がいれば、無理のないローン返済額も考慮しながら、「果たしてそのエリアに住むことだけが理想の暮らしなのだろうか?」と原点に戻ることも大切なのではなかろうか。
広さを優先するのか、立地を優先するのか。
買うことがゴールではなく、住んでからがスタートなのだから。
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