リノベーションコラム

リノベーションに向かない物件

2018.10.12
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情報をしっかり取ることが大事

リノベーションといえば、どんなコンディションの物件でも解体をすれば、自由に間取りが変えられると思われがち。しかし構造でいえばマンションであれば「壁式構造」、木造住宅であれば「2×4」など戸建て・マンションに関わらず、間取り変更等に一定の制限があり、すべて自由にできるとは限らないのである。

たとえば戸建てで防火地域に建てられている場合、細かい規制が多く、耐火基準をクリアしなくてはいけないため、増築が伴う場合は、申請にかかる時間と使う資材や設備などにも制限が出てくるためコストがかかってくる。また、見るからに傾きかけているような建物や長いこと雨風にさらされている建物については、リノベーション以前に基本的にかかるコストが大きすぎるため、よほどの思い入れがない限り、かなりの覚悟が必要になる。

他にも、増改築を繰り返していながら確認申請がない建物は、住宅ローンも通りにくく、何が隠れているかもわからないため業者も工事したがらない。マンションについては、極端に梁が低い物件は床下をあまり高く上げられないため、無垢フローリングを張れなかったり、排水管の勾配が取りにくく水周りの移動ができないなどの問題も出てくる。

リフォーム済み物件というのも、販売時に既に工事費用が上乗せされているので、何れにしても予算に余裕がない場合は無理にリノベーションをせずに、別の物件を探す方が得策である。

こんな方法で自分の理想の物件を探す方法も

理想の住まい方がたくさんあり、比較的大規模なリノベーションを行う予定がある場合は、リノベーション向きの物件や希望の住まい方を一緒に考えてくれる、リノベーションに詳しい不動産会社や工務店と一緒に物件探しをすることをお勧めする。特に建物特性上、その物件で出来ることと出来ないことをその場で判断してくれる場合があるので、スピーディーな判断に繋がるのでお勧めする。

一般社団法人リノベーション協議会

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