リノベーションコラム

リノベーションの設計とプラン提案の受け方(イメージ共有編)

2018.10.30
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イメージを共有することで仕上がりや満足度がより上がる

リノベーションを検討されている方の統計として、建売では満足できず自分の求める空間やライフスタイルに『こだわり』が強い方が多い。
好みの内装については、建築・インテリア関連のポータルサイトも充実しているため共有しやすいが、見た目だけに捕らわれてしまい、竣工後に『想像していたのと違った...』とならない様に、プランを受ける時点で仕上がりのイメージを共有しておくことも大事である。
どれだけ、最適化された間取りや使いやすい生活導線のデザインだったとしても、仕上がりイメージが共有できていなければ、最終的に手直しの発生に繋がることもある。

例えば、質感や好みの色・柄のクロスであっても、薄めの材質だと下地の凹凸を拾い易かったり、引っ掻き傷が入り易い。
また、リノベーションの場合、無垢フローリングを希望されるケースも非常に多いが、季節によって『反り・音なり』や『さね(フローリング材とフローリング材をつなぐ部分)の隙間』の発生、傷の入り易さ、メンテナンスの必要性など事前に理解する必要があり、傷を味だと捉えられない場合は、合板フローリングの方が相性が良い場合も。
他にも、棚板の材質や塗装のオイルステインとEPの違いなど、挙げだしたら切りがない。

各種サンプルを集めるだけではなく、些細な事と思わずにコミュニケーションの手段としても長所・短所の説明を受けることを忘れずに。たとえ、平面図や展開図にしっかりと仕上げや注意事項を書き込んでいたとしても、専門用語で記載されている場合もあり、図面や仕上げ表を見ただけで完成までイメージできる方は、よほど建築関係に従事していない限り、大半の方は読みきれないと思っておいた方が良い。

立体になった時のイメージが湧きやすい模型や3Dもしくはスケッチパースなどをお願いすることも大事。リノベーションは仕上がりのイメージ共有と細かい仕様の行き違いが起きやすいので、その点は細かいかもしれないが、事前に共有することが最終的にお互いハッピーになる。

一般社団法人リノベーション協議会

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