リノベーションコラム

断熱リノベーションとは?

2018.11.21
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断熱リノベーションとは、断熱性能を向上させるリノベーションのことを言い、目に見える部分を変えるのではなく、生活してからは目に見えない部分を変えることとなる。断熱リノベーションをした場合は、住んでからその効果を感じることができる。
「あれ?以前より家の中が快適と感じるなぁ」「夏だけど家の中が暑くないから、冷房そんなに使わなくて良さそうだ」「冬は重ね着して過ごしていたけど、今の家なら薄着でも平気」「暖房設備を使う時間が短くなったので、暖房代が安くなった」等といった声がある。

断熱リノベーションとは?


断熱リノベーションは、外壁と室内の壁の間(外気に接する壁)を変える。
寒い地域である東北や北海道の住宅は、その部分に断熱材が存在する。寒暖差が激しくない地域や寒冷地以外では断熱材が存在しない中古住宅が多い。既に断熱材が存在する場合でも、中古住宅の場合は断熱材が黒ずんでいたりする。それを交換する形で新しい断熱材に変えたり、すでに存在している断熱材の状態が良ければ更に外側に断熱材を外張りするなどの方法もある。昔と比べて断熱材自体の性能も高くなってきており、最新の断熱材にするだけで高断熱な家にすることも可能だ。

マンションも断熱リノベーションできる


マンションでも断熱リノベーションは可能だ。マンションの場合、外観や躯体自体は変更不可なので、室内側に断熱材をプラスして断熱性能を向上させる。戸建てより断熱する面積が少ないので、低コストでできるも魅力の1つだ。

リノベーションオブザイヤー2015 省エネリノベーション賞受賞
「暖房なしでも暖かいマンション」
https://www.renovation.or.jp/expo2015/oftheyear/2015/entry_detail/737.html

気密もセットで行う


断熱材の入れ替えをしただけ、断熱材をプラスしただけでは断熱の効果は感じにくいもの。木造住宅の場合などは、気密性の向上もセットで行うのが基本だ。

気密とは?


建物に隙間が少ない家は気密が良い家と言われている。
気密の良い悪いがどんな状態かわかりづらいかもしれない。例えば真冬にセーターを着て外出したとする。セーターの場合、繊維の間を冷たい風が通りぬけるので寒さを感じる。これが断熱材のみをまとった状態で、気密は低い。
ダウンジャケットを着た場合は、冷たい風が通らないので寒さをあまり感じない。ダウンジャケットで言えば綿の部分が断熱材で、気密はナイロンの部分だ。
木造住宅の場合は、断熱材の内側(室内側)を気密シートや気密テープで隙間なく施工する。更に窓や玄関ドアも交換すると、断熱の効果は高くなる。

一般社団法人リノベーション協議会

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