私たちの暮らしは、電力やガス、灯油、ガソリンなど常にエネルギーを必要とする暮らしで、スマホを使っていることやテレビを見ていることは電力を消費していることになり、冷房や暖房も電力やガス、灯油などを消費している。車を運転して移動したり、バスに乗って移動することもガソリンを消費していることになる。暮らしとエネルギー問題は密接した関係とも言える。
電気やガス、灯油、ガソリンなどの多くは、地球上に存在する資源が原材料だ。石油、石炭、天然ガス、ウランなどで、これらは何百年何千年と地球上に存在するものではなく、いつかは無くなる。現代において私たちの暮らしは毎日のように資源を消費しているとも言える。
日本人はどれくらいのエネルギーを消費しているのか?国別のエネルギー消費量のランキングで見ると日本は5位で、かなり消費している。エネルギー消費量の高い日本だが、エネルギーの自給率が6パーセントと低く、ほとんど輸入に頼っている。輸入しているエネルギーは、化石燃料、特に石油、ガスが多く占めている。
電気をつかっているからエコ、天然ガスだからエコという話にはならず、使うエネルギーはどんな原材料で作られているかが問題だ。環境を破壊しない再生可能エネルギーにシフトしたり、エネルギー自給率を上げることがエネルギー問題の解決、地球環境破壊をしない暮らしに繋がるとも言える。
再生可能エネルギーとは、太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱など。
現在日本では、家で使うエネルギーをほぼゼロにするZEH(ゼロエネルギーハウス)の普及や啓蒙に力を入れたり、再生可能エネルギーの普及に向けて様々な会社が開発や研究をしていたり、エネルギー自給率向上に取り組んでいる地域もある。
エネルギー問題の解決にも繋がるZEH(ゼロエネルギーハウス)や、更に高性能な省エネ住宅であるパッシブハウスにリノベーションすることも可能だ。他にも断熱リノベーションする、太陽光発電システムを導入する、オフグリッドな暮らしにシフトする、電力を購入する会社を再生可能エネルギーを販売している会社に変更するなどがエネルギー問題の解決につながるだろう。リノベーション時は、エネルギーの選択や消費について考える機会かもしれない。
Copyright ©2017 Renovation Council. All Rights Reserved.