和を感じられる空間、和モダンなインテリアデザインにする場合、和風な柄の壁紙を使ったり、日本っぽい色の壁紙を使い分けるなどし上手にインテリアデザインをまとめられる方が多が、和紙を使うという選択肢もある。
壁紙はビニールクロスが一般的だが、和紙を壁紙として使うことも可能。壁紙用につくられた和紙があり、最近では種類も豊富だ。和紙を壁や天井に貼るだけで、一気に和風な空間に仕上げることができる。ただし、あくまでも紙なので水に弱く汚れがつきやすい。キッチンやユーティリティなどの水廻りに使うのは控えた方が良い。水廻りで和紙を使いたい場合は、下記のガラスに和紙を貼る方法もある。
最近では和紙をガラスでサンドイッチして仕上げた、和紙ガラス、和紙合わせガラス等と呼ばれるものがある。
また、ガラスに和紙を貼ることができる職人が国内に数名いるので、好みの和紙をガラスに貼ってオリジナルなデザインにすることも可能だ。
よくホテルや飲食店、公共施設などでガラスの扉を見るが、それと同じように住宅でも室内の扉をガラスの扉にしたり、間仕切り壁の代わりにガラスにすることも可能。ガラスの扉の場合、和紙ガラスを使う以外に、和紙をガラスでサンドイッチして仕上げるなどの方法がある。キッチンやユーティリティなどの水廻りでガラスを使用する場合にも最適だ。
アクリルパネルに和紙を貼ることも可能。天井に照明を埋め込み和紙を貼ったアクリルパネルで隠すと、やわらかい光が室内を照らす。和紙ガラスでは割れるのが心配な場合、代わりにアクリルパネルを使うという手もある。
和紙ガラスや和紙を貼ったアクリルパネルの後ろ側に照明を設置すると、モダンでおしゃれな室内空間を演出してくれる。最近ではこのような方法を和紙の光壁(ひかりかべ)とも言われている。廊下や壁の一部を光壁にしたり、ニッチ部分を光壁にするのも良いだろう。
意外と知られていないのが、襖にも和紙を貼れるということだ。襖の歴史は古く、平安時代にさかのぼる。その時代の紙と言えば和紙になるので、昔から続く伝統的な扉とも言える。
他にも和紙をつかった照明器具やインテリア小物など、いろいろ販売されてるので、リノベーションで和紙を楽しみたい場合は見てみると良いだろう。
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