古くなってしまった襖や障子は、貼り替え等をして使い続けるか、捨てて現代的な内装扉に変えようか迷われる人も多い。リノベーションで和室を洋室に変えたり、インテリアデザインに合わない場合は不要かもしれないが、昔からある襖や障子は新しくつくるとなると、品物によっては高額なものになる。メンテナンスしながら使い続ける場合、どのような方法があるのか?
色あせてきた、茶色くなってきたなどの場合、襖紙を貼り替えることで新品同様に綺麗になる。襖に貼れる紙の種類は、一般的な襖紙である新鳥の子と言われる紙の他、麻でできた麻紙(まし)、織物でつくられた織物襖紙、和紙、クロスなど。クロスも貼れるので、現代的なデザインに合わせることも可能だ。襖紙のデザインの種類は意外と豊富。
襖紙と下地の間に空気が入っているような、ぷくぷくした状態になっているという場合、新しく貼り替えることでなおる。
実は襖の種類によって貼り方が違うのだが、貼り方が間違っているとこうなる。この場合も、新しく貼り替える(正しい貼り方で貼る)となおる。
襖の枠が外れていたり、割れている場合、パーツ交換だけで済むので低コストですむ。
何かがぶつかって出来てしまった小さな傷や凹みは、既存の襖紙をはがしてパテ処理をして平らにしてから新しい襖を貼ると綺麗になる。
大きさにもよるが、この場合は既存のフレームや引き手を再利用しながら襖は交換となる。
襖の貼り替えは両面同時に行うのが基本。襖の片面だけ貼り替えた場合、襖は反ってしまう。反ってしまった場合は、襖のプロに直せるかどうか見てもらう必要がある。
障子紙といえば、真っ白くて薄い紙というイメージがあるかもしれないが、今は絵柄がついた紙や色紙、素材も和紙の他にプラスチック製などもあり、種類が豊富。のりの種類や貼り方によっては、障子枠(木材)をダメにしてしまう場合もあるので、自分で貼り替える場合は注意した方が良い。
ガラスを割ってしまった場合は交換するしかない。最近ではガラスではなく、アクリル板やポリカーポネート板にするなど、別の素材に変える方法もある。
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