北海道札幌市では、札幌独自で高断熱・高気密住宅の基準となる札幌版次世代住宅基準というのを策定している。住宅の断熱性や気密性などのレベルを評価し、基準に適合する住宅を札幌版次世代住宅として認定している。
札幌版次世代住宅基準は、住宅の性能を見える化する取り組みでもあり、認定住宅の施主は認定証などの書類の他「性能表示ラベル」がもらえる。将来、家を売るときに他と比べて資産価値が高いと評価される可能性もあるので、認定を取得できる場合は取得しておいた方が良いだろう。
該当する戸建てを建てる場合、建設費の一部を札幌市が補助する制度もあるが、新築のみ対象となる。リノベーションは対象外となるが、高性能な省エネ住宅となるので他の補助金制度の対象となる可能性もある。最近は省エネ住宅を対象にした補助金制度が複数存在する。
認定を取得するためには、工事する会社側が申請するための書類をつくらなければいけない。書類の作成には専門的な知識(外皮平均熱貫流率や、一次エネルギー消費量などを計算する知識)が必要となるので、工事会社を選ぶときに「札幌版次世代住宅の認定を取得したい」ことを伝え、可能かどうか確認すると良いだろう。
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