リノベーションコラム

太陽光発電と太陽熱利用の違い

2018.12.10
  • 持ち家 エコ
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自然エネルギーといえば太陽光発電システムが有名だが、太陽熱利用という選択肢もある。

太陽光発電システムとは


太陽光パネルで光を集め、電気に変えるシステム。主に屋根の上に太陽光パネルを設置するが、雪が多く降る寒冷地などでは真冬の発電が見込めないので、壁面に設置する建物も増えてきた。
太陽光発電システムを導入する上で注意すべき点は、屋根の形と強度だ。斜めになっている屋根で直接パネルを設置できるなら良いが、平らな屋根(四角い形の家など)の場合、太陽光パネルを斜めに設置するための架台(がだい)が必要となる。太陽光発電システムを支える架台は重く、中古住宅を購入してリノベーションする場合などは、その重さに耐えられる屋根になっているかも同時に確認する必要がある。状態によっては補強などが必要となり、屋根部分の改修費用がプラスになる場合もある。

電気をつかう時間帯


電気を多く使う時間帯は、昼間ではなく夕方から深夜にかけて。この時間帯は太陽がのぼっている時間帯ではないため、発電が見込めない。そのため同時に検討するとベストなのが蓄電池だ。数年前はとても高価なものだったが、最近では研究や開発が進み、効率の良い商品が販売され価格も低くなってきた。
発電した電気を電力会社に売るという選択肢もあるが、最近では買取金額が下がってきているため、自分で使う方がお得だ。

太陽熱の利用


太陽熱利用とは、太陽の光を利用するのではなく熱を利用する。主に湯をつくることを目的とした太陽熱温水器が一般的だ。太陽の熱を集める集熱パネル、温水をためる貯湯タンク、追い炊きを行う給湯設備が必要となる。

▼太陽熱温水器も屋根の上にパネルを設置するが、太陽光発電用のパネルとは見た目が違う。
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どちらが良いか?ではなく、電気がほしいなら太陽光発電、お湯が欲しいなら太陽熱利用で考ると良い。

一般社団法人リノベーション協議会

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