リノベーションコラム

自然素材の家

2018.12.20
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健康、機能性、快適性に優れた暮らし

リノベーションといえば、内装や間取りにこだわった印象が強いのは否めないが、注文住宅さながらの自由設計が所以ではなかろうか。北欧・スタイル、ブルックリン・スタイル、インダストリアル・スタイル、カリフォルニア・スタイル...etc.様々なジャンル分けが存在しているが、是非その中にナチュラル(自然)・スタイルも加えていただきたい。

明確なカテゴリー分けがあるわけではないため、本コラム内ではインテリアやカラーリングなどのテイストを指すものではなく、『自然素材を使った、健康的な家』という意味合いで本文を進めさせていただきたい。

シックハウス、ハウスダスト、アレルギー、カビ、湿気など、体に様々な影響を及ぼす要因を軽減してくれ、量産品された人工的につくられたものではなく、読んで字のごとく海・山・森・土など自然の恵みの恩恵を受けた優しい建材を使うことで、健やかな暮らしが実現できる。無垢材を筆頭に、壁材でいえば『漆喰』『珪藻土』『塗り壁(漆喰)』塗料などがそれぞれが調湿機能、消臭効果、耐久性、化学物質の吸着などにも優れているのが特徴的。

そもそも昔の家というものは、全て無垢材、土壁や土間、藁など自然の素材のみで作られ、化学物質も人工的なものはなく自然に寄り添った暮らしをしていた。そこには、先人達の知恵や技術も凝縮され、いつまでも手を加えながら長く住まうための耐久性にも考慮されていたはずが、いつしか高度成長期に大量生産され、スクラップ&ビルドが当たり前になってしまっていた。

ここで原点に戻り、『家族が健やかに快適に暮らせる、自然素材に包まれた家』をリノベーションで叶えて欲しいる。そこに省エネや断熱性能、IoT※1などの最新の機能が加われば、まさに鬼に金棒である。

もちろん量産品の建材とは違い、職人の手間や技術が必要となりコストも高くなるため、家族が長く居るLDKに絞るだけでも良い。見た目だけの内装スタイルだけではなく、機能性や快適性も選択肢として検討いただければと思う。


※1
IoT(アイオーティー)とは、Internet of Thingsの略で、あらゆるモノがインターネットを通じて接続され、モニタリングやコントロールできる技術。遠隔による電気錠やエアコン・照明などの電化製品の制御、スマートフォンやWebカメラを活用した宅内の見守りシステムなどがを指す。

一般社団法人リノベーション協議会

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