リノベーションコラム

ナチュラルなリノベーションとは?

2018.08.06
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リノベーションは、理想の家づくりを実現するための選択肢のひとつです。しかし、リノベーションにはさまざまなテイストが存在していて、それぞれによさがあります。そこで、ここでは近年人気が出てきているナチュラルテイストのリノベーションについて取り上げます。

ナチュラルなリノベーションってどんなもの?

ナチュラルテイストのリノベーションの魅力は、白や木目の明るい雰囲気を基調とした自然感あふれる空間を実現できるという点にあります。場合によっては木材のみならず、土、石、ガラス等を用いて調和のある空間を演出できるのも魅力でしょう。

近年は、北欧テイストのようなナチュラルモダンなリノベーションも人気を集めています。ナチュラルモダンなリノベーションでは、木が持つ独特の風合いと現代のモダンな感性を融合させることで温かくも都会的な空間づくりが可能になります。自然の多い地域ではもちろん、都心でも大いに自然の豊かさを感じることができます。

他にも、床材や壁材に天然の木材を用いることで住む人の身体に優しい環境が整えられます。また、ナチュラルテイストの家具を選ぶことで、小さな子どもがいる家庭から年配の夫婦の家庭まで、誰にとっても居心地のよい住まいに仕上がることでしょう。このようにナチュラルなリノベーションを行うことで、住環境に自然の中にいるようなやすらげる空間が手に入ります。

ナチュラルなリノベーションに使われる素材は?

ナチュラルテイストの醍醐味は、なんといっても木目調の素材にあります。一口に木目調の素材といってもその種類はさまざまで、素材よって色や木目は多種多様です。ナチュラルなリノベーションをお考えであれば、素材の色や特徴を覚えておくことが大切です。主な素材としてオーク、ウォールナット、マホガニー、チーク、メープルなどがあります。

オーク(ブナ科の広葉樹)

わずかに灰色がかった明るいベージュ色の素材です。ややレトロ感を感じさせる色合いで耐久性が高く、くっきりとした木目が特徴です。日本では「楢(ナラ)」と呼ばれ、古来より使用されています。アンティーク家具などにも使用されているため、少し重厚感を求める際におすすめです。

ウォールナット(クルミ科の広葉樹)

ヴィンテージの風合いを演出するダークブラウン色で、年季が入ると艶が出て高級感が増すという特徴があるため、高級感のある空間づくりに選ばれやすい素材です。時間をかけて生長するため、衝撃に強く、耐久性が高くなります。

マホガニー(センダン科の広葉樹)

暗い赤色が美しく、木材の繊維にも光沢がある素材です。世界的に最も高く評価されている木材のひとつで、クラシック家具などの高級家具に多く用いられています。加工性が高いため、内装部材などに用いられます。壁材などに使用するとよいでしょう。

チーク(クマツヅラ科の広葉樹)

ヒノキのような黄褐色の色合いで上質な印象を与える優良高級材として有名な素材です。病害虫に強く、硬くて耐久性が高いのが特徴です。「木の王様」とも呼ばれ、ウォールナットやマホガニーとともに、世界三大銘木のひとつに数えられています。

メープル(カエデ科の広葉樹)

メープルシロップのようにわずかな赤色が入っていて、塗装性や着色性に優れているため、一般住宅のさまざまな部材として用いられます。木目が美しく、肌目も緻密で光沢があるのが特徴です。白が強いので、明るい雰囲気を求める場合に重宝します。

ここで挙げた素材はいずれもナチュラルな風合いを出すのに適していますが、重厚感を演出するのか、明るさを求めるのかによって選択肢が変わります。リノベーションによって実現したい部屋の雰囲気と家具や素材のテイストを統一することで、空間全体にまとまりが出やすくなるため、まずはどのような雰囲気の家づくりを目指すかを決めましょう。

まとめ

理想の空間づくりを実現できるリノベーションの中でも、ナチュラルテイストのリノベーションは多くの人気を集めています。一口にナチュラルテイストといっても、用いる素材は多種多様です。理想の空間を実現するためにも、素材の特徴を押さえて自分の住まいに合ったものを選ぶようにしましょう。

一般社団法人リノベーション協議会

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