リノベーションコラム

リノベーションで猫と快適に暮らす部屋作り

2018.08.09
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猫と一緒に暮らすのであれば、猫がストレスなく快適に過ごせる空間を確保してあげることが大切です。猫の好みや習性を知って、居心地の良い家になるようにしましょう。この記事では、猫が快適に暮らすためのポイントや、リノベーションのアイデアなどを取り上げます。

猫と暮らす部屋作りのポイント

猫と一緒に暮らすとなると、鋭い爪で大切なものを台無しにされないかと心配になる人もいるかもしれません。猫は爪とぎをする習性があり、十分爪とぎができないとストレスがたまってしまいます。爪とぎ器を設置して、思う存分爪とぎができるようにしてあげましょう。

また、猫は、高いところを好む性質もあります。キャットタワーやキャットウォークなどがあれば、高い場所でくつろいだり上下運動をしたりできます。なわばり意識の強い猫は外の景色を見ることも好むため、窓際に台などを置いても良いでしょう。

そして、束縛されるのを嫌う猫は、家の中を自由に行き来できないとストレスがたまることもあります。猫が「入れない部屋がたくさんある」「閉じ込められている」などと感じることがないよう、できるだけ自由に部屋と部屋を移動できるようにしてあげることも大切です。

猫と暮らすためのリノベーションアイデア

猫も人間も快適な家作りを実現させるために、どんなリノベーションができるかを紹介します。

壁や床を強化して爪対策をする

猫の鋭い爪で傷がつかないように、リノベーションで壁や床を耐久性の高いものに張り替えることができます。最近では、強度があり破れにくいペット用の壁紙が登場しています。また、消臭効果のある壁紙なら、気になるペットのにおいも軽減されるでしょう。床も、ペット対応のフローリングに張り替えたり、コーティングをしたりして強度を上げることができます。

キャットウォークを設置する

高い場所を好む猫のために、リノベーションで壁やカーテンレール上などにキャットウォークを設置するのも一つの方法です。バランス能力に長けた猫は、高い場所でもリラックスして過ごせます。上下運動ができることで、運動不足の解消にもつながるでしょう。

猫専用ドアを設置する

猫が家の中を自由に歩き回れるほうが良いといっても、家中の部屋のドアを開けっぱなしにしておくのは現実的ではありません。各自のプライバシーが確保できないうえ、冷暖房の効きも悪くなってしまいます。そこで、ドアや窓の下部に、猫専用のドアを設置するリノベーションを行うのはいかがでしょうか。猫専用のドアにはいくつか種類がありますが、猫が通るときだけ開くタイプなら、冷暖房の効きが悪くなる心配はありません。

リノベーションにかかる費用と注意点

リノベーションで壁紙を張り替える場合は、6~10帖の部屋で5~10万円ほどが目安です。フローリングを張り替える場合は、同じく6~10帖の部屋で6~10万円ほど見ておきましょう。選ぶ壁紙や床の材質などにより料金が変動するので、消臭や強度など効果を重視する場合は、少し多めに考えておくと安心です。

キャットウォークの設置には、通常5~9万円ほどかかります。注意したい点は、あまりにも高すぎる場所に作ってしまうと、猫がキャットウォーク上で嘔吐したときなどの掃除に困ってしまうことです。猫が十分に楽しめて、人間も世話しやすい適度な高さをよく見極めましょう。

猫用ドアを設置する際の費用は、約2~5万円が相場です。ただし、マンションやアパートでは、管理規約でドアや窓のリフォームが禁止されていることがあります。リフォーム可能かどうかを事前に確かめておきましょう。

まとめ

猫が快適に暮らせる家作りは、いくつかのポイントを押さえれば簡単に実現できます。猫の爪対策をしたり、猫が高い場所で遊べるようにしたりすることで、猫も人間も心地良く過ごせます。ここで紹介したリノベーションのアイデアを参考に、ペットも含めて家族みんなが快適に暮らせる家を目指してみてください。

一般社団法人リノベーション協議会

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