リノベーションコラム

戸建のリノベーションにかかる費用や考慮すべきポイントとは?

2018.08.17
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「人生で一番高い買い物」とも言われる一戸建て住宅を購入して、じっくり住み続けるのは憧れの暮らし方の一つでしょう。その間「もう数十年住むために徹底的に修理と改装を行いたい」「子どもが独立したので夫婦2人の趣向を凝らした家にしたい」など、変化するライフスタイルに応じてリノベーションを行えば、より快適な住空間に近づけることができるかもしれません。そこで気になるのがリノベーションにかかる費用です。

リノベーションの費用は内容や住宅の状態などで変わる

家の一部分を改修するリフォームに対し、家全体を総合的に改修するのがリノベーションです。かかる費用は工事ごとに異なります。傷みが目立つ状態の住宅と新築に近い住宅とではリノベーション費用が異なります。また、浴室やキッチンなどの水回りの工事や、ダクト・換気などの設備がある部屋を大きく造り変える工事は、他の部屋よりも高額になる傾向があります。

使用する素材や新たに設置する設備によっても費用に差が出ます。一般的なキッチンにするのか高機能システムキッチンを置くか、または天然の木材を使用するのか人工素材を利用するのかなど、工事の内容でも費用に大きな開きが出ます。
また、場所により職人の工賃や材料費、材料の輸送費が異なるため、同じリノベーション内容でも費用に地域差が出ることもあります。

戸建のリノベーションの注意点やポイント

戸建てのリノベーションの費用を検討する場合は、カタログやインターネットでの情報収集だけでは限界があります。改修する住宅の現在の状態と改修したい内容はケースごとに異なるため、費用を把握するにはリノベーション事業者に相談するのが一番です。

相談する場合は漠然と伝えるのではなく「ここが不便だからこうしたい」「こういう雰囲気にしたい」など、改修したいポイントをできるだけ詳細に伝えることが大切です。見た目のイメージだけでなく、どのような素材を使ってどのような設備が欲しいのかなども明確にしておきましょう。

相見積もりについては「できるだけ多くとったほうがよい」という考え方もありますが、業者ごとに詳細な説明をする必要があるため、時間や手間はかかります。メリットとデメリットを比べて決定しましょう。

支払金額も大きいためローンの有効活用も考えたいところです。中古住宅購入とリノベーションをセットにした住宅ローンもあります。あらかじめ金融機関に事前審査を依頼し、返済額や返済期間、頭金などを確認しましょう。リノベーション事業者にはローンに関する相談窓口を設けているところもあります。

住宅のリノベーションは購入に次ぐ大きな出費です。「とにかく費用を抑えたい」「ある程度の修理とある程度の改修ができればそれでいい」「予算を気にせず、自分が理想とする家にしたい」など目指すゴールはそれぞれですが、手持ちの予算で理想の家を実現するために、ローンの説明やアドバイスもできるリノベーション事業者に相談するとよいでしょう。自社のローンがあったり、連携金融機関を紹介してもらえたりする場合もあります。

戸建のリノベーションにかかる費用の例

費用は、改修面積1㎡あたりで試算するのが一般的です。全面的に改修するフルリノベーションの場合、相場は1㎡あたり10万円~15万円程度が目安です。これを一般的な戸建ての広さ100㎡程度で試算すると、1000万円~1500万円ほどかかることになります。また、水回りなどは広さにかかわらず一定の費用がかかるため、住戸が小さい場合は面積あたりの費用が高めになります。

リノベーションの予算を検討する場合は、改修費用そのものに加えて別途かかる費用について試算することも大切です。一つの部屋だけ改修する場合や外観だけ改修する場合はそのまま住み続けることができますが、水回りの工事を行ったり家屋全体をリノベーションしたりする場合には仮住まいが必要となり、家賃や引っ越し代などがかかります。また、仮住まいに家具や家財が収まらなければ、それらを預ける費用が必要になることもあります。リノベーションを考える場合は、これらの費用もあらかじめ想定しておきましょう。

まとめ

リノベーション費用の一般的な相場は1㎡あたり10万円~15万円ですが、築年数が経った住宅か新築に近い状態か、水回りやダクトの取り替えを行うかどうか、使う素材や設備をどうするかなど、元の状態や希望する工事の内容によって費用は大きく変わります。詳しい費用を知るにはリノベーション事業者に相談するのが確実です。

一般社団法人リノベーション協議会

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