リノベーションコラム

天井のリノベーションで部屋が大きく変わる!

2018.08.22
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部屋に足を踏み入れるとすぐに視界に入る天井の色や素材などによって、部屋の雰囲気は大きく変わります。どんな部屋にしたいかイメージをはっきりさせながら、天井のリノベーションを考えるようにしましょう。ここでは天井のリノベーションを考えている人に向けて、その方法や費用について紹介します。

素材や高さなど、天井リノベーションの方法とは

天井のリノベーションでよく行われるのが、クロスの張り替えです。クロスには、主にビニールクロス・織物クロス・紙クロスがあります。ビニールクロスは価格が比較的安く、防火・防カビなどの機能性を持ち合わせていてコストパフォーマンスがよいクロスです。一方で、ナチュラルな風合いを楽しみたい方には織物クロスがおすすめです。さらにデザインも重視したい場合は、紙クロスを選ぶとよいでしょう。

他にも天井に塗材を利用したリノベーションの方法があります。よく使われるのはペンキや漆喰、珪藻土などです。ペンキはもっとも簡単かつリーズナブルな塗材で、天井に貼ってあるビニールクロスの上から塗ることもできます。化学物質を使いたくないのであれば、日本の伝統的な塗材である漆喰がおすすめです。適度に湿度を吸収してくれるので、結露やカビを防ぐことができます。耐火性能や防汚性能も高く、汚れたときは表面を削ればきれいになるため、メンテナンスの手間も少なくて済みます。珪藻土も耐火性能や調湿性能が高いすぐれた塗材ですが、施工に時間や手間がかかり、ペンキに比べると費用がかかってしまいます。それぞれの特徴を踏まえて、どの塗材を使うかよく考えましょう。

リノベーションによって、天井の高さを上げることもできます。天井裏の空間を利用するため、マンションなどでは実際に施工が可能かどうか事前に確認しておきましょう。天井が高くなると、同じ広さの部屋でもぐんと広く見えます。一方、天井が高すぎて冷暖房が効きにくいなどの場合には、天井を下げることもできます。天井裏のスペースに断熱材を入れれば、暑い夏や寒い冬でも快適に過ごせるでしょう。

玄関やリビングなどのリノベーションでは、1階部分に天井を作らず吹き抜けにするという方法もあります。開放的な空間を演出しながらも、2階にいる家族の様子も分かりやすいと人気があるリノベーションです。

DIYで失敗も!天井のリノベーションをする際の注意

天井のDIYでよくある失敗は「イメージと仕上がりが違う」というものです。天井には照明を設置するため、イメージよりも仕上がりは明るくなりやすい傾向があります。そのため、理想のイメージよりもワントーンおさえた明るさのクロスや塗料を選ぶとよいでしょう。

自分で天井のクロスを張り替えるのであれば、高い所で既存のクロス剥がしやパテ埋め、カッティング、コーキングなどの作業をしなければなりません。慣れていない人が脚立の上でするとなると、想像以上に大変な作業です。危険が伴うため決して無理はせず、必要なときは業者に依頼しましょう。

天井のリノベーションにかかる費用とは

天井のリノベーションにかかる費用は、どんなリノベーションをするか、どんな素材を選ぶかなどによって異なります。クロスの張り替えや塗装であれば、20平方メートル当たり1.5~3万円ほどが目安です。雨漏りなどで天井を補修しなければならないのであれば、5万円程度を見ておくとよいでしょう。天井の高さを変えるリノベーションでは梁を解体しなければならないケースもあるので、天井の構造によって金額に大きく差が出ます。断熱工事も含めると15~35万円の範囲が一般的と言われていますが、天井の解体だけであれば10万円以下でリノベーションできるケースもあります。

まとめ

天井のリノベーションでは部屋の雰囲気を変えるだけでなく、耐火性能や防汚性能をアップさせたり、室内の冷暖房の効きをよくしたりもできます。天井のリノベーションの目的をはっきりさせて、方法や使用する素材を検討するようにしましょう。

一般社団法人リノベーション協議会

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