クローゼットに物が入りきらず家に物があふれている、家の収納が少なすぎるなどとお悩みではありませんか。収納スペースは、リノベーションにより大きく改善することができます。今回は、大容量収納やデッドスペースを活用した収納等、さまざまな収納設備をご紹介します。

リノベーションするなら収納力UP！その方法とは

よくリノベーションのポイントとされるのが「収納」です。収納する場所が十分に整っていないと、家の中に物があふれてしまう原因にもなるでしょう。本や CD、 アウトドアグッズなど趣味のグッズを収納できる場所や、食品・生活用品等の収納スペースはとても重要です。リノベーションで収納力をUPさせるためには、どのような方法があるのかを確認しましょう。

大容量の壁面収納

玄関やリビング、またキッチンにも、棚にできる程度の奥行きが確保できれば壁面収納を作ることが可能です。扉つきの壁面収納では、掃除機や文具、その他日常的によく使う物を収納することはもちろん、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品まで隠し、すっきりとした空間を演出するという使い方もあります。
来客時にも、慌てずすぐに片付けられるというメリットがある、うれしい収納です。

小上がり収納

大きな収納場所をとるスペースが足りない場合に注目したいのが、小上がり収納です。部屋に和室の小上がりなどを作り、リラックスできるスペースとして活用しながら、小上がりの下部全てを大容量収納として活用するケースです。

小上がりの下に座布団や布団が入る程の巨大な引き出し収納をつけるなど、部屋の広さに影響しない収納を造ることができます。

ウォークインクローゼット

収納の中でも、特に衣類の大容量収納を期待できるのがウォークインクローゼットです。クローゼット内にシーズン問わず全ての洋服をまとめて収納できる便利さで、多くの方が魅力に感じているでしょう。朝洋服を選ぶときにも、欲しい服がすぐ取り出せて準備時間の短縮に役立ちます。

ほぼ1室丸々収納でき、洋服などの片付けに困ることがなくなるでしょう。

玄関の土間収納

土間収納は、土足で入れるウォークインクローゼットともいえるかもしれません。自転車やベビーカーを置いたり、アウトドアグッズなどの趣味道具を収納したりできます。土足OKで、気軽にさまざまな物を収納できる場所として人気が高い収納です。

収納を作る際のポイント

家族が集まるリビングには、年々増加していく家族それぞれの荷物の収納場所を造っておくと便利です。子どもが成長してから収納スペースが不足しないように、できるだけ余裕のある収納を設置しましょう。テレビ台など、テレビの下だけでなく、上にも収納を造れます。

もしデッドスペースが存在しているなら、その場所を有効活用して収納に造り変えましょう。階段下収納や屋根裏収納、小上がり収納など、 空いているスペースに造ることができる収納はたくさんあります。このような収納をリノベーションに組み入れると、同じ間取りの家でも物があふれることなくきちんと片付けられるでしょう。

また、キッチンも、食器や調理器具、食品など、たくさんの収納場所が必要な部屋といえます。リビングと同様に壁面収納を造る、デッドスペースのカウンター下収納を造るなど工夫して収納を増やしておくと安心です。

収納を作る費用

収納を造るときにはどれだけの費用が必要になるのでしょうか。
キッチンに一般的な吊戸棚を施工する場合には10万円程度が必要です。

壁面収納を設置する場合には、内容により費用が変動します。目安としては約20万円～90万円かかるといわれ、扉がついているかどうかでも金額が大きく変わります。収納力アップのためのリノベーションは、自宅に合う方法かつ、希望の費用内で納まるように行うといいでしょう。

まとめ

今お住まいの家で、大幅に収納量をアップさせたいという場合にも、リノベーションは有効です。デッドスペースを活用しながら、さまざまな収納を各場所に追加したり、大型収納を1か所設置したりすることが可能です。自分が使いやすい方法で収納を増やすと、片付けもしやすくなり、すっきりした快適な空間で生活できるようになるでしょう。