リノベーションコラム

リノベーションについて不安な点と解消方法

2018.09.05
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リノベーションをすると、新築より安く、綺麗な家を手に入れることができる可能性があります。一方で、リノベーションは不安だと思われる方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、リノベーションでの不安点をなくすためにはどうしたらいいのかをまとめました。

住宅の安全性についての不安

リノベーションを行うのは古くなった住宅か、中古で購入した住宅であることが多いでしょう。そのため、住宅自体の寿命や耐震性に不安を持つ方も少なくありません。リノベーションを行う前に、住宅の状態について確認しておく必要があります。

建てられた年を確認

建物の耐震強度は法律で定められており、1981年に施行された建築基準法で新たな耐震基準が定められています。そのため、まずは1981年以降に建てられた建物であるのかを確かめましょう。それ以前であれば、旧耐震基準に沿って建てられているので、耐震強度が弱い可能性があります。建物がいつ建てられたかは、建築確認申請書や不動産売買時の重要事項説明書で確かめることができます。ただし、建てられた年だけでは建物が安全とは言い切れません。そこで実際に、専門家に建物の状態を見てもらう必要があります。これを耐震審査といいます。

(1)リノベーション業者に依頼

リノベーションを依頼する業者によっては、建物の安全性を確かめてくれるところもあります。そういった業者に耐震審査を依頼してみましょう。

(2)他の会社に依頼

リノベーション業者に頼めない場合は、他の会社に頼むこともできます。建築士などの資格を持った人に耐震審査を頼めば、安心して任せることができるでしょう。

万が一耐震に不安があるとわかった場合、補強工事をすることで安全に住める可能性もあります。一度リノベーション業者などに相談してみるといいでしょう。

リノベーションにかかる費用についての不安

リノベーション費用で懸念されるのが、見積もりと実際にかかる金額との差です。なぜこのような差が生まれるのかというと、見積もり時点ではわからなかった、建物内部のトラブルを解決する費用が必要になったからであることが多いです。リノベーションにかかる費用が思ったよりも高く、これなら新築で購入した方が安くなるのでは、という不安の声も聞かれます。

相見積もりをする

複数の業者に見積もりを頼むことを、相見積もりといいます。いくつかのリノベーション業者に相見積もりを依頼し、費用を比較してみましょう。その際には、単にいちばん安いところを選ぶのではなく、提示された費用が具体的か、信頼できる業者であるかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。

費用の詳細まできちんと提示してくれる業者かどうか、また、費用だけでなく、実際に施工事例を見せてもらったり、その事業者がお客様とどういう付き合い方をしているかを打ち合わせの中で確認したりして、その業者の提案力・施工力・対応力を見極めることも大切です。

業者のサービスについての不安

リノベーション業者がきちんと工事を行ってくれるかどうかなど、サービスに不安を持つ方もいらっしゃることでしょう。業者のサービスについての不安をなくすためには、どのような工事を行うのか、進捗具合はどうかなどといった情報を業者と共有しておくことが大切です。業者の手違いなどのミスも、逐一連絡を取ることで減らすことができるでしょう。また、工事が始まってからも業者任せにするのではなく、1日の工事が終わった後に、できるだけ自分の目で工事の進捗具合を確認すれば安心です。

もしミスが見つかったとしても、早い段階で気づくことができれば、適切に対処することができます。また、リノベーション業者によっては、工事後の不具合などに対応してくれるアフターサービスを実施しているところもあります。工事が終わってから発覚した不良などに対応してもらえるよう、アフターサービス付きの業者を選ぶとよいかもしれません。

まとめ

この記事では「住宅の安全性」、「リノベーション費用」、「業者のサービス内容について」などのよくある不安を、どう解消するかについてまとめました。リノベーションを考えている方の不安な気持ちを、少しでも解消できれば幸いです。

一般社団法人リノベーション協議会

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