リノベーションコラム

リノベーションに失敗しないために!原因と対策を知ろう!

2018.09.07
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「人生で最も高い買い物」ともいわれる住宅。そのリノベーションもまた、決して安い買い物ではありません。そんなリノベーションだからこそ、失敗したくない気持ちゆえの不安や迷いが出てくるかもしれません。しかし、失敗の原因とその解決策を押さえておくことで、理想の住まいを実現することができます。

リノベーションによくある失敗

リノベーションは、自分の理想の空間が実現できることから心が躍るものです。たとえ経年劣化した住宅や中古で購入した住宅であっても、リノベーションによって快適な空間へと生まれ変わります。

とはいえ、リノベーションをされた方をみると必ずしも全ての方が心から満足しているわけではないようです。中には納得のいかない結果になってしまったという方もいます。

リノベーションによくある失敗には、主に以下のようなものがあります。

(1)完成後にみると、部屋が事前にイメージしていたものと大きく異なっていた
(2)費用が当初の予定よりも大幅にオーバーした

このような失敗を防ぐためには、失敗の原因や解決策を知っておくことが大切です。

失敗の原因と対策

(1)完成後のイメージ違いの原因と対策

完成したものがイメージと大きく異なってしまう原因として考えられるのは、デザイナーへの伝達不足です。自分が想い描いている完成形を端的な言葉で伝え過ぎるあまり、お互いの認識に違いが生まれることがあります。

対策としてはイメージに近い写真を使い、抑えたいポイントを箇条書きにして情報共有するなど自分のイメージを形にして伝え、共有することです。また、実際に工事中に現場に足を運ぶことも重要です。パーツごとにしか見ていなかった素材や色が、大きく面積をとった際にどのようなイメージになるかなど、実際に現場で確認することで自分のイメージとの乖離を確認することもできます。場合によっては変更に追加費用がかかることもありますが、完成してから「思っていたものと違った」といった事態は防げます。

(2)費用オーバーを起こしてしまう原因と対策

次に予算オーバーの原因として考えられるのは、中古物件のリノベーションで想定外の工事が発生してしまうというケースです。中古物件をリノベーションする場合には、元の状態を把握しづらいため、隠れたところに思わぬ損傷個所が見つかるなど、追加で費用が発生する場合があります。それ以外にも、リノベーションを始めると手を加えたいところが増えてしまったり、より良い素材や設備などを求めて予算がオーバーしてしまうケースがあります。

これらを防ぐためには、リノベーションに取り掛かる前に、どのような工事が必要になる可能性があるのか、現地調査などの際に追加工事の可能性に関してヒアリングをしておくことや、追加工事を想定して少し予算に余裕を見ておくことが考えられます。予算に限りがあるのであれば、当初の目的になかったリノベーションに手を出したり、オーバースペックな機能追加などに手を出してしまわないように、見た目の改善、機能の改善など、どこに主な目的を置くのかを明確にしておくことも重要です。

失敗を避けるためにすべきこと

リノベーションで失敗しないためには、情報収集が重要です。インターネットで調べることもできますが、中には信憑性に欠けるものもあるので、確かな回答がほしい場合には業者や専門家に相談するとよいでしょう。

情報が集まった後は、リノベーションの目的を明確にしましょう。「子どもを育てやすい家にする」「子どもが独立した後に夫婦がふたりで過ごしやすい家にする」など、どのような機能が必要で、どのような機能は不要であるかを決めることが大切です。

そしてリノベーションの内容が決まったら、複数の業者から相見積もりを取りましょう。ただし、あまりに多くの業者から取るのは避けた方がよいかもしれません。正しい見積もりを取るためには正しい情報が不可欠ですが、正確な情報を伝えるためには時間と手間がかかるからです。相見積もりは3~5社程度から取るのがよいでしょう。

ただし、「費用が一番安い」という理由だけで業者を選ぶことはおすすめできません。
相見積もりの際には、実際の施工事例や、その業者がお客様とどのような付き合い方をしているのかを打ち合わせの中で確認し、その業者が信頼できるか、提案力・施工力・対応力を持っているのか見極め、業者を選ぶことが大切です。

イメージに合致したリノベーションを予算内で実現するためには、以上のような流れが理想といえます。なお、リノベーション後に欠陥が見つかったときに備えて、保障についても事前に確認しておきましょう。万が一のケースを想定し、「リフォームかし保険」について業者と話しておくことが大切です。「リフォームかし保険」は、リフォーム(リノベーション)工事を請け負う事業者が、被保険者(保険金を受け取る側)になる保険です。工事後に不具合が見つかった場合、修理費や修繕費を、保険金として事業者が受け取れます。

まとめ

理想のデザインを実現できるリノベーション。しかし、入念な準備を怠ると失敗してしまうかもしれません。「イメージと違った」「予想よりも大幅に費用がかかった」といったケースを回避するためには、専門業者や専門家に相談し、綿密な計画を立てておくことが大切です。

一般社団法人リノベーション協議会

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