リノベーションコラム

間取りのリノベーションではどのようなことができる?

2018.09.14
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ライフスタイルの変化を期に、住宅のリノベーションをお考えではないですか。間取りのリノベーションでは、部屋を大きく変えて自分に合った住みやすい家に変えることができます。今回は、間取りのリノベーションでできることについて、注意点を交えながらご紹介します。

なぜ間取りのリノベーションをするのか

リノベーションでは、内装や設備の交換、間取りなどを自由に変更することができるというメリットがあります。

もしフルリノベーションをする場合には、一度、建物を構造部分だけが残ったスケルトン状態にする必要があります。そうすることで、間取りや内装を、壁の位置だけでなく、もともとのキッチンやバス、トイレの場所まで1から希望する形に変えられるようになります。

新築の住宅を購入するよりも、中古の住宅を購入して好きなようにリノベーションを行う方が費用は少なく済むケースも多いため、住宅購入時や転居時など、入居する前に行われるリノベーションの例は豊富にあります。

また、結婚や出産などで家族構成やライフスタイルが変わる場合も、もともと住んでいた家の間取りをリノベーションで変更する方が多いようです。築年数が古い、日当たりが悪い、生活動線や家事動線に問題があるなどの場合にも、間取りのリノベーションは最適です。

間取りのリノベーションではどのようなことができる?

間取りのリノベーションでは、構造上動かすことができない壁や梁、柱、配管類に影響がない範囲で、さまざまな変更をすることが可能です。住宅の構造によっては、水回りの大きな移動もできます。

以下で、実際に行われたリノベーションを例としてみてみましょう。

リビングを広くして開放感をアップ

中古のマンションや戸建てには、細かく部屋が区切られて個人の部屋が作られているタイプが多いです。そのため、小さい部屋を仕切っている壁を取り払うなど、広々としたリビングを一つ造るリノベーションが好まれています。

1日のうち長い時間を過ごすリビングスペースを広くし、眠るだけの寝室には場所を取り過ぎないスタイルにすることで、家族との楽しい時間もさらに充実するでしょう。

キッチンの向きを対面式に変更

キッチンとリビングが壁で仕切られているDKから、対面キッチンやアイランドキッチンなど、リビングとの一体感があるLDKのキッチンにすると、より開放感のある空間造りが可能になります。

料理中にも家族と一緒にいられる感覚が、特に小さなお子さんのいるご家庭に人気です。

廊下を減らして部屋の広さを確保

2LDKに区切られ、真ん中に廊下が配置されていた間取りから廊下を無くし、部屋数を減らしたパターンもあります。部屋の広さに廊下の広さがプラスされ、一面を収納に変えることで、収納たっぷりの広く過ごしやすい1LDKが完成します。

間取りのリノベーションに関する注意点

間取りをリノベーションで変更する場合には、気を付けなければならない点もあります。それは、建物の構造によっては、壁や柱を取り除いて希望の間取りにできない場合があるという点です。

給排水設備は床下の配管の勾配などを利用して動かすことなどができますが、床下に十分な空間がない場合などには移動が難しいこともあります。

特にマンションの場合には、建設時期や施工業者によって造りが異なります。そのため、希望のリノベーションができるかどうかは詳しい調査をしないとわからず、調査に時間と費用がかかってしまう可能性も否定できません。

また、共用部分である玄関ドアや窓のサッシを変更することができない点や、管理規約によって遮音性能などに制限がある点にも注意が必要です。
住宅の購入とリノベーションを同時に考えている場合には、希望の間取りができる物件かどうか確認してから購入しましょう。

まとめ

間取りのリノベーションでは、部屋の数や広さの変更、バス・キッチンなどの水回り設備の移動も可能です。部屋が狭いことに不満がある場合には、壁を取り除き広い部屋にすることで希望の家に変えられます。家の根本的な問題を解決できるのが、間取りのリノベーションといえるでしょう。

一般社団法人リノベーション協議会

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