リノベーションコラム

団地のリノベーション!メリットや注意点、費用とは?

2018.09.20
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近年話題になっている、団地のリノベーションについてまとめました。団地をリノベーションする魅力やメリット、注意点を簡単にご紹介します。内容と費用例も合わせて紹介しますので、団地のリノベーションの参考にしてみてください。

団地をリノベーションする魅力とメリット

老朽化した建物を部分的に修復するリフォームに対して、大規模な修繕工事を包括的に行うのがリノベーションです。近年では、築年数の古い団地を新築時よりも性能を向上させた住居にする、「団地リノベーション」が注目を集めています。ここでは、団地をリノベーションする魅力とメリットをご紹介します。

価格設定は新築のおよそ半分

やはり最大のメリットは、建物の購入資金を抑えられることです。購入費用は、新築マンションの約半額と言われています。当然、住宅ローンも抑えられるので、その差額で家具にこだわったり、リノベーションに上乗せしたりすることが可能です。お金をかける部分の選択肢が増える点が魅力の1つです。

自由度が高い

好みの洋服へ着替えるように、自分の趣味嗜好に合わせてリノベーションを行う方も多いようです。間切りをなくしたリビングにしたり、最新のシステムキッチンを導入したりと、ライフスタイルに合わせたリノベーションを楽しめます。おしゃれな内装はもちろん、カフェのような空間づくりも夢ではありません。ただし、団地の構造や規約によってはリノベーションに制限がかかる場合がありますので、事前に必ず確認しましょう。

敷地面積が広い

敷地面積が広大で、間取りが広く取られていることが多くあります。また、敷地内に公園が設けられている物件もあり、四季を感じながら生活することもできるでしょう。一人暮らしから子育て世代に至るまで、ニーズに合わせた住宅選びを実現できます。

団地をリノベーションする際の注意点

購入した団地をリノベーションするにあたり、注意点がいくつかあります。

建物設備および耐震構造

団地のデメリットとして、建物の古さが挙げられます。外壁のコンクリートや目に見えない内部の配管など、経年劣化による建物の損傷は避けられません。設備面に関しても、昭和30~40年代に建設された物件の場合、エレベーターが設置されていなかったり、室内に洗濯機用の排水口がなかったりするケースもあります。

またリノベーション費用に加えて、居住開始後の設備にかかる管理維持費も必要になります。ほかには、1981年6月より前に建設された団地の場合、新耐震基準が適用されていないことも考えられますのでご注意ください。

立地条件

昔ながらの団地の場合、比較的地価の安い地域に建設されていることが多くあります。物件購入資金やリノベーション費以外にも、通勤や通学にかかる時間や費用などを総合的に考慮しながら物件を検討することが必要です。

団地のリノベーション内容と費用例

依頼する業者により異なりますが、団地のリノベーションの内容例と費用の相場は以下のとおりです。

約200~400万円で、ありきたりな団地のリビングをカジュアルに

個別に分けられた部屋を一体化し、コンクリートむき出しの遊び心のあるカジュアルな空間にリノベーションする例です。無機質なコンクリートの壁は、アンティーク家具との相性も抜群です。

約300~500万円で、和室をフローリングに変更し、広々としたLDKに

和室をフローリングに変更し、さらに元々あったリビングと繋げて、カウンターキッチンを採用する例です。結露対策のために、壁一面は吸湿性のある壁材に変更します。また、合わせてユニットバスに追い焚き機能を追加するなどの施工も可能です。

約450~600万円で、築30年以上の団地住居をスタイリッシュな空間に

リビングを中心に、居住空間全体をリノベーションする例です。リビングの天井を高くし、隣り合った洋室の床材を単色の黒にすることで、ポップな印象を与える空間に仕上がります。工夫すれば、この予算でも合わせてキッチン、洗面、玄関を一新することができるでしょう。

まとめ

この記事では、団地のリノベーションについて詳しくご紹介しました。リビングの天井を高くしたり、和室を間切りのない開放感のある対面キッチンに変更したりと、団地のリノベーションには幅広い可能性があります。

ただし、団地の規約や構造によってはリノベーション自体を行えないことがあるため注意してください。また、業者や使用する材料によって費用も変動しますので、複数の業者に相見積もりを取り、事前にきちんと全体を把握してからリノベーションを依頼するようにしましょう。

一般社団法人リノベーション協議会

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