リノベーションコラム

子供部屋のリノベーション

2018.09.27
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子供が大きくなってくると必要になってくるのが「子供部屋」です。引っ越すのもいいですが、最近では住み慣れた我が家をリノベーションするのも流行りです。そこでこの記事では、ヒントや事例、将来を見据えた工夫など、子供部屋を作る場合のポイントをまとめてご紹介します。

子供のことを考えたリノベーションのポイント

子供のいるご家庭でリノベーションを行う場合、何よりも子供のことを第一に考える必要があります。成長期の子供は大きく変化します。そのときの年齢に合わせることはもちろん、発育段階に応じて柔軟に対応できるよう、最初から段階的な計画を立てておくと良いでしょう。

子供がまだ小さいうちは、いつでも状態を把握しておけるよう、目の届く範囲で子供を遊ばせておく必要があります。キッチンのそばやリビングなど、いつでも寄り添える場所に子供用のスペースを作るようにしてみましょう。移動ができる低めの仕切りを使ったり、視覚を遮る壁があれば取り払ったりして、適度な開放性を確保するのがおすすめです。

子供が幼稚園や小学校に上がると、宿題や読書をするようになるので、そのためのコーナーを作っても良いでしょう。もう少し大きくなると、一人で集中して勉強できるよう、独立した子供部屋も必要になってきます。その場合、玄関から直接行ける部屋ではなく、親のいるリビング等を通るようにするのがポイントです。

最後に、子供が大きくなって独立すると、子供部屋は不要になります。そのままにして収納等に使うのか、リフォームして元に戻すのかなども含めて計画を立てるようにしましょう。

子供のためのリノベーションアイデア

子供部屋は子供が安心でき、使いやすい空間にしたいものです。床材や壁紙もこだわって選びましょう。その際のポイントは、子供の成長を考えることです。いかにも子供が好きそうなカラフルな色やキャラクターは、小さいうちはいいのですが、大きくなると居心地が悪くなってしまうことも考えられます。長く使えるデザインを選ぶか、成長に合わせて変えるのであれば、そのときのコストを抑えるために、高い素材を避ける・使う部分を限定するなど工夫をしましょう。

また、間取りの制約から同じ部屋を2人の子供で共有することもあるでしょう。その際、家具やベッドを仕切りにしたり、机と収納が一体化した家具を使ったりして、スペースを確保することができます。学年が上がるにつれ、教材や部活動、趣味など子供の持ち物は増えていきます。収納力を高めるため、壁面収納やオープンラック、収納付きのベッドなども検討しましょう。

また、子供部屋以外に、親がパソコンを使うスペースを作り、子供がいるときはそこで勉強をさせたり、子供と一緒にパソコンを使うようにしたりしても良いでしょう。

子供部屋をリノベーションする際のポイント

最後に、実際に子供部屋をリノベーションにするにあたり、具体的に気を付けたいポイントをご紹介します。

床材は吸音性が高く、長く快適に使えるものを

成長期の子供は元気があふれているため、どうしても大きな足音を発しがちです。マンションでは下の階の住人から苦情が来たり、戸建てでも子供部屋が2階にあると、下の部屋では気になったりします。そのため子供部屋には、足音などの吸収に優れた遮音性の高い床材が望まれます。
また、ケガなどをしないようにクッション性に優れていたり、素足で触れても快適だったり、汚れや傷が付きにくい素材もおすすめです。

壁紙は汚れに強いものを

床以上に大きな面積を占めているのが部屋の壁です。居住性や快適さに大きな影響を及ぼしますので、壁紙には機能性の高い素材を選びましょう。最近では、落書きをしても落としやすい材質や、悪臭の原因となるアンモニアやホルムアルデヒドを消臭したり、抗菌仕様になったりしている壁紙もあります。また、明かりを消すと夜空や海などの柄が浮かぶ「蓄光壁紙」は、一人で寝る習慣のない子供の不安を和らげてくれます。

まとめ

子供部屋作りのヒントや事例、将来を見据えた工夫などをまとめました。子供の成長段階に応じて、部屋に必要なスペースは変わっていきますので、きちんと段階的な計画を立てることが大切です。小さいうちは親の目が十分に届くということがポイントですが、小学校に上がると宿題ができるような環境が必要になってきます。

また、子供の趣味も年齢と共に変わっていきますので、先のことを考えて壁紙や床材を選ぶことが重要です。どうぞこの記事の情報を参考にして、ご家族に合ったリノベーションのプランを立てて下さい。

一般社団法人リノベーション協議会

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