リノベーションコラム

リノベーションに相応しい不動産選び(戸建編)

2018.11.16
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戸建て特有の自由度と検討部分を把握する事が大事

「立地」、「お金」、「間取り」など、不動産選びに欠かせない点はもちろんの事、構造や耐震や状態など戸建ての場合特に検討してほしい部分は多々ある。不動産を選択する基準としてはマンションと共通している部分(リノベーションに相応しい不動産選び(マンション編))があるが、さらに既存のコンディションや外構など確認するべき項目も多く絡んでくるため、近隣コミュニティーも含めマンションに比べて気にすべきポイントも増えてくる。

毎月の『修繕積立金』や『駐車場代』が掛からず固定資産税が安い、増築・減築が出来る、など一戸建てならではのメリットもある。住みたいエリアや広さ、周辺環境など顧客が気に入った物件であれば、築年数やコンディションだけで判断せずに公務店や建築士、ホームインスペクター(住宅診断士)なども巻き込んで、各種補助金なども上手く活用しながら理想の住まいづくりを目指して欲しい。

古屋付き土地、再建築不可物件は価格が安く、コンディションや環境によっては狙い目

通常の不動産選びとはちょっと違う、戸建て特有のリノベーションに相応しい不動産選びについて、視点を変えて紹介したい。
法的耐用年数上では、木造戸建て住宅は一般的に築22年以上の木造建物には価値がないとみなされる。解体費用も加味した土地のみの価値として、更地に比べ安価で販売されている。ただ、インスペクション(住宅診断)をすることで十分に息を吹き替えせられる建物もある。
それと併せて狙い目なのが、現在の建築基準法により『再建築不可』となっている物件である。例えば、『接道義務』の問題で道路に2m以上の接道がない敷地にある建物や、『玉石擁壁』の上に建てられているもの等がこれらに該当する。今の基準に合わせて建て替えるためには様々な諸問題をクリアにする必要があるため価格も安い。
いずれにしても、既存建物のコンディションや周辺環境によっては別途掛かる費用も変わり、住宅ローンの可否、安全性なども関連してくる。経験豊富な工務店やインスペクター(住宅診断士)など、専門家の意見も取り入れながら、見極めていただきたい。

一般社団法人リノベーション協議会

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